国債について勉強(&日銀政策決定振り返り)

2023年1月23日

はじめに

今週大注目だった日銀政策決定会合が終わりましたが、結局これまでと変わりませんでしたね。
記者発表(1/18)にかけて10年国債利回りが0.5%に張り付くなどありましたが、週末にかけては利回りは落ち着いています。ここでそもそもですが、国債についてあまり知らない、取引もしたことがないことにハタと気が付きまして国債について紹介していきたいと思います。

国債の保有者内訳


まず全体感ですが、財務省、令和4年6月末の資料によると総額約1064兆円という途方もない額の国債が発行されています。内訳をみていくと、約半分が日銀、銀行が14.4%、海外が7.1%です。日銀の保有率高く、流動性なさすぎですね・・・。推測ですが、政策変更で金利が上がるとなると、海外勢・銀行と金利を抑えたい日銀とのバトルになるのでしょうか?

日銀の金利について

下の表は国債の金利情報です。(縦軸:金利、横軸:国債年限)
年限でみてみると、10年国債のプロットだけ明らかに操作されていることがわかりますね。

投資系ニュースサイトなどの記事で金利は市場の原理にまかせよ!!などの記事ありますが、9年と15年の国債を直線で考えたときの10年国債の金利はだいたい8%くらいでした。これから3~4月にかけて日銀総裁の交代などイベントありますが、仮に政策変更があった場合は金利1%付近が適正かな?という感覚はもっておいたほうが良いかもしれません。


財務省HPよりデータ取得し作成

以上、かなり基礎的な部分のご紹介でした。他にも有用な情報ありましたらご教授いただけますと幸いです。

お役立ち国債,投資

Posted by 鹿島